仲介の問題点


売り手側と買い手側の双方の代理行為(仲介行為)は行いません。

仲介行為は、決してあってはならないことだと、弊社は考えています。

売り手と買い手の情報を同時に得ることのできるM&A仲介業者は、それぞれの企業に伝えるとM&Aが壊れてしまうような情報を相手方に流さないようにコントロールすることができます。

仲介を進める業者の狙いは、売り手側と買い手側の両方から受け取る手数料です。1つのM&Aで2倍の手数料を得ることができる。だからこそ、なんとしてでも、M&Aを成立させようとします。

仲介業者は,例えば,「日本流のM&Aというのは仲人のように,二社の間に立って仲介し,公正なジャッジメントをして,両社に信頼をされながらM&Aを創り上げていく作業で,両社の企業文化やお互いの心を十分理解をして紡ぎ合わせていくものです」などと言葉巧みに“仲介”の正統性を主張します。

確かに,仲介業者の主張は,一見,正しいように聞こえますが,果たして,彼らが言う様な公正なジャッジメントができる“神様”みたいな仲介者が,一体,何人実在するのでしょうか?“仲介”とは,裁判ならば,同一の者が,検察官と弁護士を兼ねるようなものです。

しかし、重要な問題を知らされないまま成立してしまったM&Aが、うまくいくわけは、ありません。

金融庁から「利益相反取引を避ける」ようにという指導もあり,金融機関がM&Aの助言を行なう場合も,“仲介”行為は行なわれません。

結果的に検討段階では想定していなかったようなリスクが、M&A後に顕在化してしまう恐れがあるのです。